今日は、子育て講座で実際にあったご質問の中から、実際に悩んでるパパ、多いんだろうな~というご相談にお答えしていこうと思います。
ご質問がこちらです。

最近お父さんの抱っこを嫌がることがあります。
凹んでいます。
かわいそうに。
どうしたらいいですか?時間の問題で直ればいいのですが…。
保育園保健師の子育て支援『パパのこと嫌いなの?』
ご質問ありがとうございます。
なかなか男性保健師というのがいないので、こういった質問を女性の保健師さん(ほとんどが女性ですが)が答えるのは難しいのですが、お答えいていきます。
僕は、保健師を20年近く、リアルお父さんを10年以上やってますので、お父さんに関する質問、大好物です。
愛着形成(アタッチメント)とは?
だいたい、赤ちゃんというのは、ママのことが大好きで、パパのことは基本的に、好きでも嫌いでもありません。
これは、自分がリアルに実感して凹んだ経験もありますが、ママに依存する心というのは、生まれたその時から備わっています。
仕事帰りの汗が臭いのか…。
そして、そこで『愛着形成』、難しい言葉でいうと『アタッチメント』が形成されます。
形成が難しいって?
えっと、簡単に言うと、赤ちゃんの頃からしっかり抱っこして、あなた(赤ちゃん)のことがスキスキなビームをママが赤ちゃんに対して出しまくると、赤ちゃんもそれに応えて、元々持っている、ママのことがスキスキビームが出まくります。
これが、愛着形成なんですが、難しいことはええんです。
とにかく、自分のお子さんをスキスキってしてると、自然とお互いの間に『絆』ができます。
パパとの愛着形成
で、パパとの愛着形成の問題なのですが、基本的には可能です。
が!ママほどにうまくはいきません。
なんでかって?
基本的に、おっぱいをあげるのはお母さんしかできません。
もう、母乳の時点でパパは手出しはできません。
いや、母乳出ませんから。
母乳あげているときに、愛着形成が進むと研究結果で出ています。
じゃあ、ミルクの時はどうなの?
そう、哺乳瓶でミルクをあげるときには、パパ、手出しができるんですね~!
なので、哺乳瓶でミルクをあげる時、ぜひパパが積極的にあげてください!
やり方は簡単。
ママが出しているスキスキビームを出すように、パパもスキスキビームを出しながらミルクをあげてください。
最初は緊張して、抱っこもうまくいきませんが、様々な困難(仕事とか人間関係とか)を乗り越えてきたパパです。
自信を持ってください!
パパにも経験が必要です!
いっぱい抱っこして、経験値を積み、「抱っこ?余裕やで♪」って言えるような、パパになれますので安心してください。
そうすれば、お子さんとの関係が、ステキなものになります。



僕、スキスキビームとか、ステキとか、ふざけたこと言っているように聞こえるかも知れませんが、子育ては、考えるより感じることが大切です!
なので、具体的な言葉より、感覚的に伝わった方がいいかなと思い、このように書いています♪
お父さんの抱っこ嫌がる問題
ここに関して言えば、質問者のお母さんが言われるように、決して『汗臭い』ために起こっているものではありません。
ただ、ママのことが好きすぎるだけなんです。
赤ちゃんの時は、人見知りが始まります。
人見知りも、すごいする子や、ほとんどしない子、様々います。
個性です。
で、おじいちゃんやおばあちゃんに人見知りするケースも多々あります。
「そんなにおばあちゃんに泣いたら、おもちゃ買ってもらわれへんようになる~!」とか、お考えの方もいるかも知れませんが、大丈夫。
人見知りも、ほとんど自然と収まっていきます。
お父さんも同様で、あまりお子さんに接していないと、人見知り的なものを起こします。
パパの子育てにとって一番大切なこと
ここで大切なのが、『人見知りされて泣かれても、スキスキビームを出し続け、抱っこする』ということです。
質問者様のパパのように、心が折れて凹むかも知れません。
いや、凹んでも、抱っこをすればいいんです!
抱っこすれば、必ず、ステキな関係を築くことができます!


それは、いくつになっても変わりません。
逆に言うと、赤ちゃんの時からしっかりと抱っこをしておかないと、それこそ「パパ嫌い」とか、平気で言うようになります。
あ、そうそう、決して仕事帰りの汗がクサいわけじゃないですよ。
お父さんに慣れていないだけですから、安心してください。
男は何かしらクサいものです。
クサければ、洗えばいいんです。
そう、洗い流せば、いい関係を作り直せます。きっと。
いや、論点がずれましたね。
最後にパパへのアドバイス
とにかく、若いうち(できれば赤ちゃんの頃)から、嫌がられようが、泣かれようが、とにかく抱っこすること!
いっぱい話かけてあげること。無視されても凹まないこと。
この辺を心がけていれば、お子さんと良好な関係を築くことができます。
あとは、自分のできること、ミルクあげたり、オムツ変えたり、お風呂入れたり、パパができることがいっぱいあります。
それをすることによって、お子さんがパパのことが大好きになります。
保健師&お父さんの僕の経験から、きっとそうなります!
あと、ミルクあげたり、オムツ変えたり、お風呂入れたりすることによって、ママ(奥さんね)が助かるし、お子さんとの関係も作れるし、何より、人間としての経験値が上がる、『一石三鳥』ぐらいの効果があると思います!
子育て、楽しみましょうね♪
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